アウトドアに関わる仕事は、多岐にわたります。将来、指導者として、ガイドとして、経営者として、アウトドアに携わろうと考えている皆様へ、現役スタッフの声をお届けする「OB/OG訪問」
いろんな人がいて、いろんな形がある。
アウトドア業界へ、ようこそ。
今回は、黒松内で地域おこし協力隊として活動する阿部真理さんにインタビューしてみました。
#自然体験活動 #黒松内 #野外活動を通して地域貢献
なぜアウトドア業界に入ったのですか?
大学に入る時からこの業界しか見えていませんでした!
幼少期から地元のキャンプイベントや、アルペン・クロスカントリー、高校では山岳部に入部するなど…、自然が特に好きという意識はなかったものの親が連れて行ってくれたということもあり、アウトドアを通して自然と親しんできました。そして自分の進路を考えた時に、野外活動を通して大切にしていきたい仲間ができたことや、地元への愛着が増したことから「野外活動を通して地域貢献がしたい」という方向性が定まりました。それからはこの業界に入ることを見据えて短大から岩見沢の教育大学に編入学しました。
大学では、主に地域に根ざした野外活動という考え方を学び、それをさらに自分に染み込ませたいと考え黒松内町にやってきました。黒松内町は子どもへの自然体験学習などを行っているぶなの森自然学校や、その他にも各種団体や個性あふれる方々がたくさんいるので最高の学び場です!
今の仕事を教えてください
教育委員会主催の放課後子ども教室などで子ども達と関わるお仕事や、自然学校で自然体験のレクチャー、鶏の飼育、学校の整備のお手伝いをしています。私は子どもと密に関わるのは初めてで、戸惑うことも多いです。どちらかというと子どもの相手は苦手だと思ってきたタイプなので…(笑) しかし、いざ子ども達と関わると自分自身と向き合うことや考えさせられることが多く、私自身も成長していると感じます。
ほかの人からすればしてはいけないことを注意することや、自分がされて嫌なことは嫌だと伝えることも必要だというのは当たり前かもしれません。しかし私は人に自分の気持ちを伝えるのが苦手なのでそういう点では苦労していますが、乗り越えたい課題だと思っています。放課後の1時間ちょっとという短い時間ではありますが、子どもたちとの関わりはお互いが成長できる場でとても勉強になります。
これからの展望を教えてください
学生時代に学んだ「地域に根ざす野外活動」、私が着目している「地域への愛着」、そして今住んでいる「黒松内町ならではの生活文化」をキーワードに、私なりの方法で黒松内町を盛り上げていけたらと考えています。
今の私にはこれといった特徴も特技もないので、その目標を実現させるにはまだまだ難しいですが、まずは「あべまりといえば〇〇をしている人だよね」と町民から言われるくらい黒松内を遊びつくして、その目標に近づいていきたいです!
阿部真理
北海道教育大学岩見沢校アウトドアライフ専攻卒。2021年より黒松内町地域おこし協力隊員として活動開始。