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北海道帯広市の南西30キロ、植村直己スピリッツが宿る場所

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植村直己・帯広野外学校は北海道帯広市の南西30キロに位置し、この基地には大きなログハウスが建ち、基地からは広大な日高山脈の山々をのぞむことが出来ます。

帯広になぜ、植村直己・帯広野外学校が?

なぜこのような場所に「植村直己」と名前が付いた野外学校があるのかご存じでしょうか。 世界的な冒険家であった植村さんは1976年に北極圏12000キロ犬ぞり単独踏破の偉業を成し遂げた後、苦楽を共にした犬たちを日本に連れて帰りました。しかし、日本の気候はエスキモー犬には暑すぎたようでおびひろ動物園と旭川の旭山動物園に寄贈することとなり、帯広の地を訪問したのがきっかけで十勝の人々の交流が始まり、毎年のように十勝を訪れるようになりました。

1983年に帯広を訪れたときに、南極犬ぞり冒険が終わったら「この日高山脈が見える十勝のどこかに野外学校を開いて、自分が体験した技術や知識を若い世代に継承していきたい」という夢を当時の帯広市長に語ったそうです。 しかし、それから半年後の1984年2月、厳冬期のデナリ(マッキンリー)世界単独初登頂を果たした直後に消息を絶ち、帰らぬ人となってしまいました。 残念でならない帯広の有志たちが「植村さんの夢を受け継いだ野外学校を作ろう」ということになり、1985年8月、現在の場所に『植村直己・帯広野外学校』が開校し、以来36年目を迎え、卒業生は1800名を超えました。

ウエムラ・スピリッツを体感する

野外学校日高伏美岳山頂キャンプ

この野外学校では、「自然に触れ」「自然に学び」「厳しい自然の中でどう生きるか」を学びます。ウエムラ・スピリッツ(植村さんの心)を体感し、自立、協調、自然への芽生えといったものを理解します。野外学校では1年を通して「春の山道」、「夏のサバイバルキャンプ」、「秋の自然探検学校」、「冬のサバイバルキャンプ」「スノーシュー・カーリング(姉妹校である南富良野町どんころ野外学校と共催)」の5つのプログラムが行われます。中でも一番のメイン行事となるのが夏のサバイバルキャンプです。このサバイバルキャンプは「可能性への挑戦と野外活動の基礎を身につける」をテーマとした夏休み期間中に開催する6泊7日の行事です。

2020年度はコロナ禍により日程を短縮、2021年度はコロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言が発出され、残念ながらプログラムは中止となりました。基本的なキャンプ内容は初日と2日目は野外学校基地でテントの設営、炊事、たき火、ナイフの使い方、ロープワークなど野外活動に必要な基礎を身につけたのち、3日目から日高山脈十勝幌尻岳登山口に設ける前進基地を中心に展開します。ここでは自分の食料を自分の手で調達する「サバイバル生活」を行います。

詳細はHPをご覧くださいね。

高柳 昌央 / 植村直己・帯広野外学校 スタッフ

1970年生まれ、明治大学体育会山岳部炉辺会会員、北海道山岳ガイド協会会員、北海道知事認定アウトドア山岳ガイド(夏山・冬山)。日高山脈の山々が大好きで通い続ける。鉄道が大好きで乗り鉄、ジョグ鉄にはまっている。

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