HOFメンバーで、北海道教育大学岩見沢校アウトドア・ライフコースの教員をしている山田亮です。
2022年5月中旬に、札幌駅前にある北海道教育大学サテライトキャンパスにて、プロのアウトドアガイドと学生との交流会を開催したので、報告します。
この交流会は、大学でアウトドア、野外教育、自然体験活動を専門的に勉強している学生が対象で、北海道教育大学岩見沢校、北翔大学、札幌大学の3年生、4年生、計10名が参加しました。この企画には、北翔大学の坂谷充先生に多大なるご協力をいただきました。
プロガイドとして、HOFメンバーである、岸浩明さんと齋藤弘樹さん(Hokkaido Great Adventure、北海道ウォーターセーフティ協会、水難学会)に登壇していただき、「アウトドアと仕事」をテーマに、プロのガイド業に必要なこと、大切にしていること、これまでどんな経験をしてきたか、お金儲けはできるのか、リスクマネジメント、異業種とのコラボなど、さまざまなお話を、学生にしていただきました。特に、アウトドア業界で生きていくには、どのようなスタイルがあるか、どういう人が向いているか、どのようなスキルが必要かなど、この分野を勉強している学生にとって、たいへん興味深い内容ばかりでした。
また、ガイド業の事例として、四季を通して、プログラム参加者を車で連れて北海道の各地を旅しながら様々な活動を体験してもらう「スルーガイド」の仕事内容をご紹介いただきました。学生達は、海外からも注目されている北海道という豊富な自然環境を活かした最新のアウトドアビジネスのスタイルについて、詳しく学ぶことができました。
交流会の成果として、学生たちはかなりの刺激を受けたようで、アウトドアの仕事も、今後の就職の選択肢のひとつとして、現実的に考えることになったようです。実際に、インターンや就職希望の具体的な話が出てきています。
HOFを積み重ねてきた成果で、民間事業者と大学との新しいコラボレーションが生まれ、アウトドア業界のより一層の活性化につながると思います。
次回は、アウトドアの現場で、生の仕事に触れることを計画しています。