実施内容
板谷氏は、短期間で辞めていくスタッフが多いと言われているアウトドア業界において、労務管理の必要性を強く感じていた。経営者として、スタッフの生活や将来を守るために、変形時間労働制の導入、予約管理業務の外部委託等により、雇用環境を整え、現在の業績を上げるまでの様子をお話しいただいた。
「経営のことは決して得意だった訳ではなく、むしろやりたくないことだった」と話す板谷氏は、自然・家族・仲間・ビジネスの両立には、ガイドとしてのスキルを高めるだけではなく、スキームが大切という考えに至り、セミナーへの参加などをとおして経営の感覚や手法を身に付けたという。
現在は、アクティビティを提供する支笏湖で、潜水によるゴミ清掃を行い、回収地点を最新技術によって地図上に表示する活動も行っており、その活動を知った大学からの要請で、モーリシャス諸島の海洋清掃にも参加することになったという社会貢献についてもご紹介いただいた。
感想
- 労務管理をしっかり行っていることに感銘を受けた。このようなスキームはとても大事である。
- フォーラムのテーマ「ちゃんと楽しいアウトドア」とは、ガイドが安心して働ける雇用環境を整えることで、質の高いサービスが提供され、顧客の満足度にもつながるということてはないか。
ファシリテーター・プロフィール
板谷 貴文(株式会社オーシャンデイズ)
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