国立日高青少年自然の家がアウトドア関係者とつながるワケ

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国立日高青少年自然の家が北海道アウトドアフォーラムを開催し、北海道アウトドアネットワークを支援する理由は2つあります。

ひとつは、我々が体験活動を通した青少年の健全育成を使命とする、国立の青少年教育施設であり、施設名に「自然」がついているように、体験活動の中でも、特に自然を素材とした教育的なアクティビティを提供していますので、アウトドア関係者との親和性が高いことです。専門組織ではありますが、多様化が進む社会において、我々だけの力で体験格差などの課題を解決することはできませんし、より高品質の体験を、より多くの子どもたちに提供していくためには、アウトドア関係者とのネットワークや業界の活性化は極めて重要です。

 もう一つは、社会教育の観点です。自然の豊かな北海道におけるアウトドアは、趣味やレジャーとして楽しむことはもちろん、教育や保育、環境保全、観光をはじめ、地域振興やまちづくり、雇用創出など、持続可能な地域や社会づくりに向けた新たな価値を創出する可能性を秘めています。こうしたイノベーションを生み出すことは、これからの時代に向けて、公的な社会教育施設として社会から求められていることではないかと考えています。

中田和彦
独立行政法人国立青少年教育振興機構
国立日高青少年自然の家 所長

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