マイ・ストーリー#01 ファーストエイド・インストラクターの最前線で。

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アウトドアに関わる仕事は、多岐にわたります。将来、指導者として、ガイドとして、経営者として、アウトドアに携わろうと考えている皆様へ、現役スタッフの声をお届けする「OB/OG訪問」。
いろんな人がいて、いろんな形がある。
アウトドア業界へ、ようこそ。

今回は、南富良野で活動する新野和也さんにインタビューしてみました。
リバーガイド #ファーストエイド #カヌー #ラフティング #カーリング

ガイド歴、30年目。これまでの経歴を教えてください!

自然体験活動の指導者を志し転職してからどんころ野外学校へは、30年経ちます。この間、どんころ野外学校に来られたお客様にラフティング、カヌー、MTB,トレッキング、犬ぞり、スノーシューハイク、カーリングなど、北海道ならではのアクティビティをガイドとしてご紹介してきました。

― ファーストエイドといえば、新野さんですよね。

長いこと現場でやってきたんですが、楽しい事ばかりではなくて、自分や参加者がケガをしたり危険な目にあった事も有ります。そうですねぇ、現場のプロやったらやったらあかん、みたいなことあるじゃないですか。数多くの現場を踏んでやらかしてしまったこともあったからこそ、それを伝えようと思っています。

ガアウトドアガイド活躍の場は広い

― 新野さんと言えば、アウトドア業界にいたらみんな知り合いですか?っていうぐらい、有名ですよね。どんなことをされているか、もう少し詳しく教えてください。

南富良野町に拠点を構えるどんころ野外学校で、ガイド業の他に、町内の体育施設の指定管理や森のようちえんなど地域に根差した活動をしています。自身は北海道知事認定・北海道アウトドア資格制度・カヌー部門、ラフティング部門の試験官としてプロガイド養成に携わる他、特にリバーレスキュー。最近特に、ファーストエイド・インストラクターとして、あらゆる野外環境下でのリスクマネジメントと緊急時対応についてアウトドアフィールドでの指導者養成に関わっています。

新野さん以外にも、リバーガイド、山岳ガイド、オリンピアンのカーリング指導者などが所属するどんころ野外学校。指導者の幅が多彩な活動を生み出している。

これからこの業界を目指す方に向けて、ひとことお願いします!

優秀なガイド、指導者が増えれば自然体験活動に参加、関わる人が増え、人の心身の健全育成、環境問題、地域活性化にも多くの人が興味を持ち、より良い社会になると思っています。自分の30年間というキャリアは長いので、これから業界を自分ができることとしてリスクマネジメントに関わる発信やお手伝いをしていきたいと思っています。
私もリバーガイドとして活動する上で、河川での救助法の必要性を痛感して学び、次に救助した後の救急法を、それから事故を避ける為にはリスクマネジメントも必要と考え、CONE やRAC でリスクマネジメントを学びと少しずつ深めてきたわけです。自然験活動は楽しさと危険性は常に隣り合っていますが、お連れする方を安心してご案内するのに常に学んでいってほしいと思います。

新野さんのプロフィール

大阪出身。高校卒業後、陸上自衛隊、一般会社員を経て1990年に「どんころ野外学校」へ入学。カヌー、登山、犬ぞり等野外活動を学ぶ。当初安全対策が不十分な中で自身が何度も危険な目に合い安全管理と緊急事態への対応の重要性を痛感。救急法やレスキュー法を学ぶ。現在「認定NPO法人どんころ野外学校」のスタッフとして活動中。

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