Ⅰ 事業の概要
ねらい:北海道の大自然を活動の場にする、教育・観光・施設等の関係者が一堂に会し、情報交換や交流を行うことで、立場を超えた繋がりや新しい価値観を生み出し、道内の自然体験活動や野外教育活動のさらなる進行に資する。
- 期日:平成27年11月5日(木)〜6日(金)1泊2日
- 会場:国立日高青少年自然の家
- 対象・定員:自然体験活動や野外活動に関心のある者
- 参加費:1,600円(食事、シーツ代、保険料など)
- 運営
主催•••北海道アウトドアフォーラム2015実行委員会・国立日高青少年自然の家
後援•••北海道・北海道教育委員会・日高町教育 委員会・北海道青少年教育施設協議会 北海道体験観光推進協議会・北海道キャンプ協会・日本野外教育学会・日本生涯 教育学会北海道支部・北海道自然体験活 動推進協議会 - 参加者
宿泊 | 日帰り | 合計 | |
アウトドア事業者 | 22 | 3 | 25 |
観光事業者 | 11 | 12 | 23 |
関係団体 | 21 | 1 | 22 |
大学・専門学校 | 4 | 1 | 5 |
学生 | 13 | 3 | 16 |
役場・教育委員会 | 10 | 7 | 17 |
青少年教育施設 | 15 | 3 | 18 |
その他 | 7 | 4 | 11 |
計 | 103 | 34 | 137 |
II 事業の様子
<1日目>
- 北海道大学観光学高等研究センターの敷田 麻実教授による基調講演が行われた。敷田教授は「アウトドア関係者は地域資源の使い方を工夫しなければならない」とした上で、自然という地域資源を体験プログラムによって設計し、それを商品として提供することの必要性について話した。
- プレゼンテーションとして、民間事業者、NPO 法人職員、教育委員会職員、大学教員など、アウトドアに関わる8名の専門家が、青少年教育施設の連携、野外教育の研究動向、難病の子供たちのキャンプなどについて発信した。
- トークセッションとして、プレゼンテーションのテーマに沿って8つのグループに分かれ、議論を深めた。
<2日目>
- 関係者ネットワークの構築や、助成金の活用などに関わるワークショップのほか、ネイチャーガイドや乗馬などの体験型プログラムが提供され、参加者はそれぞれの課題や関心に応じた活動に取り組んだ。
III その他
事業後の具体的な動き(成果)
- 市町村職員が、フォーラムで出会った専門家を講師にした講習会を企画し、次年度実施予定となっている。
- 民間事業者が、フォーラムに参加していた旅行会社の方と連絡をとり、ツアーの一部で連携することを検討している。
- NPO法人が、展示されていた空中テントを購入することを検討している。
- 民間事業者同士が連携して、野外活動の事業を企画している。
- 大学の授業の一環で、フォーラムに参加していた民間事業者、団体職員などが、アウトドア事業の現場や職員の生活などについて、 学生に話をする機会を設けた。
- NPO法人がアウトドアフォーラムのスピンオフ企画の実施を検討している。